2018年1月28日日曜日

31

日本全域で記録的に寒かった1月25日(正確には午前7時5分)31歳を迎えた。

前厄。サーティーワンアイスクリーム。アラサーとまだ言っても許されそう。

31歳と聞いて連想するのはそれくらい。

率直な感想として、年齢はもはやどうでもいい。どうでもよくなった。
思えば、20代の頃の私は、常に年齢を意識していた。
23歳だからまだ早いとか、25歳なりの振る舞いをとか、27歳の時のあの人は落ち着いていたとか。
プレッシャーというより、一つの目安というかチェックポイントのような感覚で、何かを考えたり行動する時に年齢を意識していた。
周囲の人から頂く誕生日祝いのメッセージやプレゼントの数を一年間の自分への評価の基準のステイタスのように感じていた時期もある。

けれどいつの間にか(数年前からだと思うが)私は年齢を意識しなくなってきた。
おめでとうの言葉やプレゼントも、数ではない。私という存在を、その私の誕生日を覚えて祝おうと思ってくれた事にただ感謝。
年齢を重ねていくと楽しい事の方が増えていくし、見栄が無くなってきた。
どう生きるかという選択肢は自分次第で何歳でも変えられると思う。
30歳でも31歳でも32歳でも関係ない。

でも、私の身体、特に子宮は着実に年齢を重ねている。
その事は忘れないよう、意識的に自分に唱えるようにしている。

女性の年齢が上がるにつれて自然妊娠の確率が下がっていく事を示したグラフを初めて見た時の衝撃は忘れられない。
2014年の夏に参加したセミナーで見たそのグラフの中で、当時の私の年齢は既に妊娠確率が右肩下がりの真っ最中にいた。
統計上とはいえ、今の自分は昨年の自分より確率が低い群にいて、来年は更に低い群の中にいる。
そのグラフ自体も衝撃だったが、その事を自分が知らなかった事の方が衝撃が大きかった。
仕事優先だった当時の私が、結婚・妊娠・子育ての話題を意図的に避けていた事は事実だったが、避けていた現実にこんな衝撃的なグラフが待っていると思ってもいなかった。
と同時に、知れてよかった。セミナーに参加して良かった、と思った。
セミナー参加者の年上の女性に、凄く衝撃的だったと感想を伝えると「まだ20代でしょ?いいじゃない。私なんて既に30だよ!焦りしかないよ!」と笑いながら言ってくれて、申し訳ないと思いつつ少しホっとした。

その日から、私は自分の年齢を妊娠が出来る確率の数値と共に認識するようになった。
食生活を見直し、ダイエットの目的が美容や見た目では無く、妊娠・出産へのリスク回避の為と考えるようになった。(と言いつつ成果は無くて万年ダイエッター)
彼をただ休日に一緒に過ごしたい人、快楽を満たしてくれる相手ではなく、結婚相手すなわち一緒に子育てが出来る人か、の基準で見るようになった。(そしてその彼と結婚する)

30歳で結婚して彼の住まいに引っ越し、大好きだった仕事を辞めて、私は心を病んでしまったけれど、それでも子供を持つ事は諦めたくなかった。
子供を持たない選択肢もあると思うけれど、私はまだその為に努力をしてない。
この数年、その為に逆算してきた事を、努力もせずに諦めるのは嫌だった。

これも4年前のセミナーで教わった事だが、妊活にかける期間や金額は夫婦で話し合っておくことが大切らしい。
かける時間や金額、費やした心身の労力と妊娠の可能性は必ずしも比例しないとのこと。
結局のところ子供は授かりものという事らしい。
お金を掛ければ何でも手に入る時代でも、生命の神秘だけはお金で買えない。
(というとロマンチックだけど、妊活で悩む女性からしたら神様のいじわる!である)

31歳は妊活年。
私は沢山考えて、夫婦で沢山話をして、今年は妊活を頑張ろうと決めた。
今年は妊活をがんばる、と宣言すると、焦らないでとか目標にしない方がいいよと言ってくれる人もいる。プレッシャーになるのではと心配してくれているのだろう。
でも、いつ授かるかわからない、そして授かると生活が一変する妊娠という分岐点を意識の片隅に置きながら生活をする事の方が私には不安だった。
それなら、自分たちの中で目安となる期間を決めて、その中で出来る限りの事をしていきたい。
その後の事も夫婦では話しているけれど、まだ書くのはやめておく。
目標設定記念に、誕生日に基礎体温計を夫に買ってもらった(正確には買わせた)。

調べてTDKかオムロンがいいなと思っていたら、近くの電気やにはオムロンしかなかった


まだ始めて数日だけど、毎日同じ時間に目覚めて(起き上がってはならない)舌の下に体温計突っ込むのってしんどい。
習慣になって当たり前に出来る日が来るのだろうか。

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